New Year’s Eve
結局、気のすむまで楽しいことをしたら、ラップトップの前に座って宿題ができた。遊んでいる間、現実にいつ戻れるんだろうとちょっと怖かったけれど、何も進んでないように見える時間も、たぶん必要なプロセスなのだ。
何をして遊んでいたかというと、おせち料理。レンコンも里芋も栗の甘露煮もない中で、何がしたいか/できるか考えた結果、こうなった。
伊達巻と、豆きんとん。伊達巻は、冷凍タラをミキサーにかけて。豆きんとんは、ミックス豆パックを使ったら、ちょっと塩が入ってちょうどいい味になった。やればできるもんだ。それにしても、スイートポテトのオレンジがなんとも言えずヨーロッパ。
このあとは冷凍Wok mixと鶏肉で筑前煮もどきを作って、年越しパーティーに集合!
Running dinner
クリスマスの一週前の週末、クラスのみんなでRunning Dinnerをした。一緒にお料理して、誰かのおうちで一緒に食べて、そのあと広いおうちに集まってクリスマスパーティー、という一日だった。
・2人か3人のグループが割り当てられる
・前菜、メイン、デザートが割り当てられて、グループで用意する
・「この住所に行って、前菜をみんなで食べます→次の住所に走ります→メインを食べます→自宅に戻ってデザートをホストします」というふうに、人によって違う指示がくる
という手順。この計画を立ててくれたクラスメイトは、何度かこれをオーガナイズしたことがあるという。30人近くが参加した中、どんなスキルを持っていたらこのパズルが解けるんだろう。すごかった。
というわけでバディと一緒にデザートを作った。何か一緒にできることを、と考えたら、料理というより工作になった。
私はいちごサンタのことだけ考えていて、ケーキをどうするかバディに任せたら、さすがのクリエイティビティでこうなった。サンタ大回転。スキーしてます。
たまたま行ったことのない住所が偶然割り当てられていて、かなりのサプライズだった。みんな素敵なおうちに住んでいることがわかったり、最後にみんなで大集合したパーティーで誰とどんな美味しいものを食べたのか教え合うのも楽しくて、本当に素敵な企画だった。
「これをしたら楽しいだろうな」「喜ぶだろうな」と思うことを一緒にできる人たちに囲まれている幸せを感じた。2018年が全体としてそうだったなと振り返っている。
Hot pot!!
12月初め、もう遠い昔のことのようだけれど、かなり本気の火鍋をごちそうになった。
みんなで鍋を囲む幸せ、お箸でこそ食べやすいものを食べる幸せ(フォークで春雨は大変そうだった)。中国から来た人たちが集まるシェアハウスで、思いのほか日本に帰った感じがした。素敵すぎて、思い出しては幸せに浸る日々が続くことをemotional hangoverと呼んでいたら、カナダから来たクラスメイトがHappiness Hangoverという表現を発明してくれて、それがクラスで定着しつつあるのが楽しくて嬉しい。
参加型礼拝
クリスマスイブに、教会に行った。
キャロル礼拝なのだけれど、ほぼミュージカルだった。しかも台本があって、セリフや掛け声をみんなでやる。”Baa!” とか“Alleluya!!”とか、「もっとシャウトして!」と言われながらリハーサルするのが面白かった。本物のロバが出てきて、Jesus役も生後11日の本物の赤ちゃんだった!
St. Paulsも入ってみたかったけど、外観のみ。ものすごく巨大だった。
ロンドン橋近くのCathedral が一番好きだったかも。
キリスト教徒ではないけれど、教会は好き。美しい音と、善い意図と、静かな祈りの場所だからだと思う。私が見たロンドンの教会は、色白で軽やかな外観が新鮮だった。
London
ヨーロッパにいる間に遊びに行けたらいいなと思っていた友人に「直近のホリデーはクリスマス」と伝えたら「いらっしゃい」というので、初上陸になるイギリスに、本当に来てしまった。
ファミリーディナーにお邪魔してイギリス文化を体験できたり、ロンドン近郊の静かな街でお散歩したり、スーパーマーケットを探検したりして旅の終わりが近づいている。到着して最初の2日は、クリスマスのロンドンを周った。建物や装飾がとても洗練されていて素敵だった。
大英博物館を訪れて、アートが全身に染み渡るのを感じた。MSLSで取り組んでいる現実はあまりにもリアルだから、たまには現実から離れる必要があるとわかった。のんびり小説を読みながらウトウトするという贅沢も堪能した。
Welcome back to reality
世間話もままならないような日々が続いた。
休憩時間に雪合戦しながらの修論グループ編成も終わって、怒涛のように5時間の試験を終えて、みんな散り散りにクリスマスを過ごしに出かけたり、出かけなかったりした。
修士論文はグループプロジェクトで、3人組か4人組になる。私は「サステナビリティへの移行におけるパーマカルチャーの役割」をテーマにした3人のグループに入れて、超ワクワクしている。カールスクローナ、フィンランド、イギリスにそれぞれいる今日、オンラインミーティングをした。パーマカルチャーの基本レクチャーのあと、次のステップを相談。カレンダーを見たらぎゅうぎゅうで、ミーティングを入れる隙間がほとんどなかった。チェックアウトで“tension” “overwhelmed” “reality”という言葉が口をついて出て、「なぜスケジュールを見た」とみんなして遠い目になった。修論についてはワクワクしかないのだけれど、次々やってくる締め切りを思うと気が重い。