ありがとうって思うことを一日3つ言ってみて

スウェーデン留学記 https://www.bth.se/eng/msls/

馬よりウサギ

今日の天気は、カールスクローナでよくあった天気に似ている。10m近い風が吹いて、雲が通るたびに雨が降る。止んだら晴れて、雲が来ればまた雨になる。自転車はあおられて進まず、バルト海にウサギが飛ぶ。 海面に白い波がたつ様子を「ウサギが飛ぶ」と表現…

春を探そう

授業もほとんどなくなって修論漬けだった4月。この頃には私たちは9時5時で誰かの家に集まり、休憩も一緒にとり、個人作業も時間割の通りにするというリズムをつかんでいた。そういうふうにしているチームは稀だったけれど、成果をあげつつ自分たちも快適でい…

「気持ち、わかるよ」

10月、リーダーシップについてのゲストレクチャーがあった。IKEAの初期を支えた人。 この時期、別のコースで地球の諸問題を科学的な見地から学ぶ授業が続いていた。地球で生きるなら全員知っていたらいいのにと思える、命の根幹を揺るがすような知識に触れて…

みたいのは

ヒトの目ってよくできてると思うのはこういうときで 私が見たいのは月と金星なのに、写真に撮ると電線が邪魔!でも実際は、月も金星も変わっていく空の色も綺麗に見えてる。 そうか、ノイズはある。あったうえで、みたいものをみることができるし、選びたい…

修論メイトが覚えてくれた日本語

「お手上げ」ってどういう意味?と聞かれたのは、このファイルを修論用に使っていたから。 絶望して降参するっていう意味、と伝えたら、面白がって使ってくれるようになった。締め切り前で煮詰まってきたら、みんなで「OTEAGE~!!」 あと私が使いたかった…

「どのみち大好きだし」

プログラム後半での大きな気づきのひとつに「課題が期日に間に合わなくても生きていていい」というのがあった。私は生徒の頃も学生の頃も教員をしていた頃も、できませんでしたって言うのがイヤで、なんとしてでも締め切りに間に合わせてきた。といっても余…

旧正月

2月初旬、アジア(ベトナム、中国、日本)出身の3人組で旧正月パーティーをした。日本では旧正月は(少なくとも私が暮らした地域では)祝わないんだが…と思いつつ、楽しくなりそうならなんでもよかったし、楽しいイベントが必要な季節でもあったので、我が…

カールスクローナのクリスマス

街の広場でクリスマスマーケットをやっているというので、行ってきた。 一瞬で見終わってしまった。毎週土曜日のファーマーズマーケットのほうが賑わっているのでは。でも子どもがポニーに乗れる的なことをしていたり、クリスマスの雰囲気は伝わってくる。人…

イギリスのクリスマス

クリスマス休暇は、ロンドン近郊の街に友人を訪ねた。初めてのロンドン、しかもクリスマスは、とても美しかった。 そういえばオランダの人に「日本はお正月がファミリータイムで、クリスマスは恋人たちが盛り上がる日」と言ったら「はぁ?!なんで?」という…

スウェーデンのクリスマスに欠かせないもの

スウェーデン人のクラスメイトにお茶に招かれて教えてもらった、クリスマスと言えばこれ!その1はJulmust(ユルムスト)。Jul=クリスマスの must=ムストというノンアルコール飲料。 すごく甘いコーラみたいな味がして、コーラが飲めない私は一口でギブアッ…

スウェーデンで電車に乗るときは

私が暮らしていたブレーキンゲ地方の場合。写真の赤いのがバス電車共通カード的なもの。 [一番上は学食やカフェで使えるプリペイドカード。一番下はバスが期間限定無料で乗れるカードで、入学時に(今さら遅いわっていうタイミングで)もらった] ①電車は駅…

「誕生日おめでとう」

誰にいつ会っても、挨拶が「ハッピーバースデー!」の人がいた。えっ、あなた今日誕生日なの?いや違う違う、みたいな誤解もあちこちで生じた。 どうして?と尋ねると「人の誕生日って絶対覚えられないから。毎日言ってれば当日にも言えるでしょ」とその人は…

「なんでもいいや」

授業への文句もチームワークの愚痴もイマイチな味の夕食も、さんざん言ったあと最終的に「ま、なんでもいいや」と片づけて、ほがらかに過ごしている人がいた。えっ、それでいいの?!と思うような場面もあったけれど、気楽さが羨ましくてマネしてたら私もだ…

マルメ遠足

2月、とある週末のこと。あまりにも色々煮詰まった結果、「カールスクローナから出たい!どっか連れてって!!」とハウスメイトを誘ってマルメに出かけた。 映画「ボヘミアンラプソディー」の余韻が残っていたので、Queenを歌いながら歩いた。♪ Goodbye eve…

The Flow Game

フローゲームというものがある。探求したい問いをたて、カードを順番に引く。すると、さらなる問いが出てくるので、どんなふうに関連していると思うか、どんなインスピレーションを得たかを語り合い聴き合いながら進めていく。答えを出すことよりは、その旅…

Airbnb

「どうしても一度フィヨルドに立ってみたい」というクラスメイトの情熱に動かされ、6月にノルウェーに行った。KarlskronaからGothenburg まで電車、Osloまでバス、フィヨルド観光の拠点Stavangerまで電車、という低予算の旅程を組んだ。安いものを見つける…

「大丈夫です」

ある日の修論ミーティングで「今日は日本語でチェックインしよう」ということになった。チェックインというのは、グループで仕事を始めるときに、自分の調子やご機嫌について話したり、今日のタスクを明確化したりする時間で、私たちのチームは毎回このプロ…

「そういうふうに頭が働くの、いいね」

プログラムが始まった最初の数日、声も身体も大きな人たちに囲まれて小人になった気分で、心細かった。日本人は私一人だったし、特に寒い国から来た人たちって本当に背が高い、女子も。私は日本ではそんなに小さいほうじゃないのに、人々を見上げっぱなしだ…

ただいま

遠いところまで行った 遠いところから帰ってきた (長田弘『ジャーニー』) 6月から7月頭にかけて、集まりとお見送りと荷造りが入り乱れて続いた。シェアハウスに別れを告げて、スコットランドに向かった。フィンドホーンというエコビレッジで2週間のパーマ…

Best part of baking

ハウスメイトがバナナブレッドにハマって、毎週のように焼いている。 今まさに焼きたてで、超いいにおい。この瞬間のために手作りしているようなものだから、嬉しい。 課題が今日で全部終わって、明日は卒業パーティー。

Graduation Ceremony

修論ディフェンスが全部終わった直後の午後、大学の卒業セレモニーがあった。まだ成績も出てないのに、どんどんバッヂをくれちゃう感じが新鮮だった。 上の写真、ちょうどうちのプログラムのところに虫が止まってる。。。 途中でピアノ弾き語り演奏が入った…

Post thesis time

修論が終わったらやりたかったこと。 ビーチに寝転んでぼーっとしよう。 白鳥ファミリーがやってきて、和む。 今日はマラソン大会か何かだったらしく、スポーツフィールドが人でいっぱいだった。 通行規制があるようなないような感じで、訳もわからずお散歩…

夕焼け散歩

日の入りが21:30とかなので、夕焼けを見に行くのが難しくなってきている。 途中でワイルドローズを見た。 角度によっては餃子っぽい。

Done!!!

修論が終わった。提出と、プレゼンと。 What a journey! なんだかよくわからないので、とりあえず帰って寝て、安売りしていた杏でジャムを作った。 お祝いが楽しみ。

一週間後

これが こうなって 生垣は 今こんな。 こっちの花は、ぶわっと咲く。

Birthday party on the beach

同じ日に誕生日の人が2人いて、バーベキューでお祝いした。 うちの修論チームはお互いの家でミーティングをしていてちっとも学校に行かないから、たまにみんなに会うと「ああ、みんなだ」って思う。

渡り鳥

修論の休憩時間に庭に出たら、渡り鳥の編隊飛行が見えた。 昨日の朝も見たしと思っていたら、今日はこの50倍くらいが次々にやってきて、同じ方角へ飛んでいった。目が離せなくて、3人でずーっと眺めた。こんなに一度に鳥をみたのはたぶん初めて。蕪島のウミ…

春といえば

ヨーロッパでは、この花が香ると「春だなぁ」って思うそうだ。日本で言うところのキンモクセイみたいな感じ?秋か。 白と紫があって、ちょっとニオイバンマツリを思い出す。香りはもうちょっと甘い。 遠目には藤っぽいこの花は つぼみがバナナみたいでカワイ…

食べ物は持ってこないでね

日曜日、クラスメイトが夕食に招いてくれた。「シリア料理を作ります。食べ物は持ってこないでね」というお誘いだった。ありがたく受け取った。 ぶどうの葉でお米とお肉を巻いてスープで煮たものが、とりわけ美味しい。いくつでも食べられる。 食後のお茶と…

一番上はジャガイモで

「ヤンソンさんの誘惑」というスウェーデン料理が気に入って、ときどき作る。アンチョビをツナに変えてみたり、まだまだ遊べそう。しかし今回、うっかり玉ねぎを入れ忘れて最後にのせたら、ちょっと焦げた。 焼き時間が200度で40分だから、そりゃそうだとも…