ただいま
遠いところまで行った
遠いところから帰ってきた
(長田弘『ジャーニー』)
6月から7月頭にかけて、集まりとお見送りと荷造りが入り乱れて続いた。シェアハウスに別れを告げて、スコットランドに向かった。フィンドホーンというエコビレッジで2週間のパーマカルチャーデザインコースを修了し、帰国してすぐ、大好きなB’zのライブに行った。
そこで、エネルギーが切れた。
自分でもびっくりするくらい、何もできなかった。会いたかったはずの人たちに連絡する気にもなれなかった。
時差と夏の暑さとに負けて昏々と眠った。休息が必要という事実と、動けないフラストレーションを行き来していたところに、とある農場でボランティアを探していると聞いて、行くことにした。とてもたくさん学べて、でもとても大変で、再び力尽きた。
今度こそ本当に休息と沈黙の必要性を自覚したので、休んだ。時間がたつにつれ、エネルギーが戻ってきた。スウェーデンでもやっていた、お料理と編み物ができるようになった。
そんな中、『ティール組織』の著者であるフレデリック・ラルーの講演録にあった「考えるべき問い」がとても参考になった。
全文はこちら
https://logmi.jp/business/articles/322098
合理的な観点なら、次のような問いを考えるべきかもしれません。「次の仕事は何にしようか?」「自分はどういうアイデンティティで生きていこうか?」「自分の名刺には何を書いたらいいんだ?」「どうやって生活費のお金を稼ぐんだ?」といったことですね。
こういう問いに答えようとしているとき、苦しかった。自分を追い立てるのはもうやめたいのに、問うこと自体がプレッシャーになった。
でも、まったく違う問いを考えるべきであると、自分ではわかっていたんです。…ともかく、その問いとは、次のようなものです。「今、私にとって今何をすることが、最も意味があるだろうか?」
そう問うなら、一歩ずつなら、歩けると思った。書くことと、会いたかった人たちに会うことを、少しずつ始められた。
これからこのブログでは、当時の出来事や今思うこと、たからもののような場面や言葉などについて書いていく。私にとって、意味があるから。